生きているから学ぶ

学校で学ぶ事実学は、自らの人生の意味について何も語ってくれない。自由にも向き合わせてくれない。

他者に対する認知が、自らのメタ認知に先立ちます

他者（第二の自我）は、他者の経験が創りあげたものなのです

孤独は、融即（participation）の拡大によって生じるものと言えます

日本人は罪の重大さより恥の重大さに重きを置いている

主観は自己に規定されます。同時に主観は、自己を再構築します

自分らしさには、identity とauthenticityの意味が混在している

個別の社会に共通する相対的な道徳観念である

「和」を空気のように捉えるだけで、そのための活動を先送りにしてしまってはいけない

私たちは、自分には融即の観念から生じる他者の期待に応えて力を発揮しようとする欲求が、関わりの捉えに先立っているということを知りません

融即の観念はまるで胎内へ還ろうとする衝動がそうさせているかのごとく根強く私たちの心に宿っています

その理由は、意識現象世界に次から次へと他者の縁が生まれてくるからです

夢（の内容）とは、最後の自伝的自己がうろ覚えの延長意識をつなげて創った物語と言えましょう

因果律は「我々の意識現象の変化を本として、これより起った思惟の習慣である。無は真の無ではなく、意識発展の或る一契機である。

経験とは直観が三つの視座空間を連なる延長意識である

自己内展は、人間発達の精神現象を踏まえた自己形成モデルです。その特徴は、ライプニッツ、そして西田幾多郎が唱える「内展（involution）」という進化・発展の考え方です。

理(ことわり)とは万物の統一力であって兼ねてまた意識内面の統一力である

実在の統一が内に働くときにおいて、我々は自己の理想のごとく実在を支配し、自己が自由の活動をなしつつあると感ずる

良心とは、眼差しの有り様です。厳密に言えば主観的にのみ妥当する格率・格律（maxim）です。